雨の日の憂鬱
雨降りが必要なことはわかっていても、雨の日が嬉しいと思う人は少数派ではないか。歌でみると「雨がふります 雨がふる 遊びにゆきたし 傘はなし…」他、暗い歌が多い。例外的に明るいのが「あめあめふれふれ かあさんが じゃのめでおむかいうれしいな… 」、とくにこのあとのオノマトペ「ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラン」は秀逸。雨が楽しい、その気持ちがまっすぐに伝わってくる。子どものころ天から雨が止めどなく降ってくるのをじっと見つめて不思議に思ったものだが、そのことはピッチピッチの楽しさにつながっているように思われる。
テニスボーイならぬテニスおっさんの現在、やはり雨は嬉しくはないが、「さあ、今日は仕事に専念❗」とばかりに気持ちを切り替え、ピアノを背に机に向かう。これはこれで悦ばしい。確実に仕事が進むから。
気晴らしには愛猫ミミのご機嫌を伺いつつ、戯れる。ミミからすれば「変なおっさん、何考えてんの、ま、無害そうだし、ちょっと付き合ってやっかな、みゃー」ってとこか?