作曲家・新実徳英のブログ《音・人・出会い = sonitus・populus・quoniam》。エッセイ、感想、批評、レポート、日々の雑感などを記していきます。
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9月8日宮地楽器ホール前半が新人五十嵐琴未さんの作品。力強い一歩を踏み出していた。今後が楽しみな人だ。後半が僕の<かきつばた>-女声合唱、フルート、ピアノのために男声合唱とピアノのための<祈り>、混声のモテット<Salv […]
まずは急ぎ足で振り返る。稀有の作曲家、朋友の西村朗が癌に倒れた。69歳と365日目の19時、誕生日の前日の死だった。残念極まりない。50年を超える付き合いで、たくさんの思い出が頭を過る。僕が藝大3年生、西村が1年生の時、 […]
ある女声合唱団体から委嘱をいただいた。久しぶりに吉原幸子さんの詩で何かを書きたいと思い、ご子息の純くんからいただいた吉原幸子全集の頁をパラパラと繰っていると、あれこれの懐かしい詩が目に入る。ところが全集が膨大で(分厚いの […]
8月26日のイベント、特別演奏会 Ⅱ スタートライン (六人の作曲家が委嘱作品を寄せた)に自作指揮で参加。僕の曲は<昨日よりも優しくなりたい>和合亮一作詩。300人くらいの皆さんの熱唱、力強く、素晴らしかった。合唱が最後 […]
不条理について非常に興味深く論じられている。言語の不能についての確信と言語の可能性についての確信云々、詳しくは「波」4月号をお読みください。僕が教訓を得たのは「…自分は弱い。だから、自分に残された有限な身体資源をその限界 […]
読んでいてはっとする箇所が随所にある。プロだなぁ、と思わず唸る。たとえばp48~p49。アルチュール・ランボーの『地獄の季節』に触れて、「…ランボーが創り出した宇宙的な幻想は、聖化された狂気であり、芭蕉に共通する空漠の孤 […]
<防人のうた>-メゾ・ソプラノ、テノール、箏、低音25絃、尺八のために全体は4部構成。Ⅰ. 『万葉集』から。防人の男うた4篇。Ⅱ. 大伴家持が防人の心で詠んだ長歌。やがてここに『昭和萬葉集』の太平洋戦争の歌がタイム・スリ […]
8月4日から8月7日まで、第23回のゼミナールが川上村文化ホールで開かれた。4日5日と練習、6日はGPと本番。第1部: 女声合唱 ①西村朗作曲<大悲心陀羅尼>横山琢哉指揮 ②新実徳英作曲<O magnum mysteri […]
いつ買ったともわからないDVDが本棚にあった。今時、このアニメを観たことのないおじさんは僕くらいなもんでしょう(笑)。童心にかえりました。子どもの頃、僕もトトロを見たんじゃないかな⁉️ そんな […]
関西合唱団<戦争と愛のバラード>委嘱初演の2日目2023年7月2日いずみホール14時開演 開演15分前の客席。なかなかの盛況です。盛りだくさんの6ステージ構成。団の皆さんは全て暗譜。スゴイ!ドラムスとウッドベ […]