6月22日.小泉惠子さんによる<愛のうた 三題>の初演、歌曲がまるでオペラの1シーンのように、つまりはモノ・ドラマの世界に変身した(ピアノは花岡千春さん)。「目が覚めた❗」とはこのこと。
良しっ、とばかりに歌曲<14歳 どこへ>をそのことを意識しながら作曲。モノ・ドラマを当て込んだ。ほぼ1週間で完成。
そのあと、混声合唱の小品を2曲、4日間で立て続けに書いた。テキストは「歌え嵐の夜に」(和合亮一)、「子どもは……」(谷川俊太郎)。どちらもリズミックで乗りが良い。
詩人が「詩とは文体の発見!」と言う。なるほど、であれば「作曲とは音体(音態)、すなわちスタイルの発見」である。自分の想い画く音像にピタリと合うスタイルを見つければ作曲は簡単である、とわかった。昨年末に書き上げた(22分のピアノ独奏曲)がスルスルと書けたのはそういうことだった、と腑に落ちた。
今日は7月12日。もう1つ混声合唱の小品書き上げ、次作<神の木>のために尺八とチェロの奏法とノーテーションの研究を始める。「木の魂」と出会いたい❗

絵画もまた「スタイルの発見 」である。