夢の荒唐無稽

 これにはいつも驚かされる。だいたいが明け方に目が覚めて、二度寝した時である。
 本日6月23日月曜日、なんとプロ・オケのホルンのトラ(エキストラのことです)を引き受けた「記憶」があって、「気がついたら」ホルンなんか吹けやしないし、楽器も持っていないので(笑)、断らなきゃと思って電話番号を探すのだが、いっかな上手くいかない。昔の『音楽手帖』なるものの電話番号欄のページを繰るのだが、その欄が出てこない。焦る焦る焦る。という内に目が覚めかかる。
ホルン、ん⁉️、吹けないよな、ん⁉️、オケのトラ、ん⁉️、そんなことあるわけないよ、で正気に戻っていく。
 昨日は<愛のうた 三題>の独唱版の素晴らしい初演に大感動❗(sop.小泉惠子さん、pno.花岡千春さん)。どうせならその夢なんぞを見せていただきたいもんだが、どうも神さまは気紛れらしい。
 夢には「記憶を整理する作用がある」なんて読んだことがあるが、これはいったいなんだ⁉️いや待て、藝大時代に友達のホルンを借りて吹いてみたら音だけは出た。一昔前にホルンが吹けるようになるかわからないが、まずバズィングを試そうとして買ったマウス・ピースが本棚の隅に置いてある。ほら、荒唐無稽じゃないでしょ。なるほど、なんらかの「整理」が行われた、ホルンに対する憧れ、そして断念、そんなことだったんだろうか。