<愛のうた 三題>独唱版初演

2025年6月22日 サロン・テッセラ

sop.小泉惠子さんの歌唱は感情のこもった声と、それにつれて自然に上下する手の動きが絶妙で、モノ・ドラマと言って良い空間が出現した❗驚くべき「演技力」である。声の力があって初めてその手の動きが歌唱のドラマと一体になるのだった。目の動き、顔の表情も説得力があった。
花岡千春さんのピアノは謂わば「行書体」で溶けあい、寄り添い、支え、かつピアニズムを展開していく。
素晴らしい初演をいただいて、独唱版は幸福に旅立った。
独唱版・女声合唱版、共にカワイ出版より刊行されています。序文、詩、歌やピアノのパート、多様式による様々な「場面転換」など、是非お楽しみください。