2025年5月21日東京文化会館小ホール、19時開演。
前半が独奏曲。その最後に委嘱作品が演奏された。20分を超える大曲となった。全5章、アタッカで切れ目なく演奏される。
溢れ出んばかりの気の充実の中で、繊細かつ力強い、そして美しい音の連なりが見事に編まれていった。
「この曲を書いて良かった❗」と実感した。これが幸福ということなんだろう。
書かせていただいて感謝、です。
友人のビオラ奏者の感想を引用しておきます。
昨夜の新実さんの曲はダントツでした。
あれだけの音楽家(飯野明日香さん)が認めた曲だ、ということの証明ということも出来る訳ですが、勿論そんな証明なぞ新実さんには必要無い、というかそんなこと言う私が失礼なんで、申し訳ありません。
新実さんの音楽は私は始めから好きでしたが、幾つか理解出来て無い部分も有りました。しかし明日香さんの今回の演奏で、それらは全て納得させてもらいました。
新実さんの書いた音の全てが意味がある、と納得いきました。