海峡の街 下関

 海峡の街が好きだ。海が流れて行くのを見るのが好きだ。
 下関の港から対岸の門司が見える。泳いで渡れそうだ。830年前に源氏の白旗、平家の赤旗が船上にひらめいて激しく往き来する。壮観だったに違いない。その700年後にはイギリスなどの連合艦隊と長州藩の砲撃のやり取り、その約20年後、日清戦争の講和条約が赤間宮辺りの春帆楼で結ばれる。赤間宮はご存じ「耳なし芳一」が祀られている。
 なんてことをぼんやり思いながら、港で自転車を借りて定期船で門司に渡る。
 あちこちをブラブラ見て回り、また定期船で戻る。時間にして約2時間。ミニ船旅・自転車旅、なかなかに楽しいですよ。おすすめです。

 児童合唱劇<鹿踊りのはじまり>の初演立ち合いのために3日ほど下関に滞在した時の懐かしい思い出のひとこまです。その東京公演が実現します。3月31日所沢。詳しくはまたレポートします。

初演時のチラシ↓