この度のこんにゃく座公演初日2月19日を観劇。佳き場、心暖まる時間をいただいた。室内楽版。fl. ob. cl. fg. pno. pec. vn. vla. vc. cb.の10人編成。
寺嶋陸也指揮のもと、皆さんの好演で林光作品がいきいきと甦った。
70年半ば、芸大の学生だった僕はアルバイトで新劇の養成所の歌指導をしていて、その時に〈森は生きている〉に出会った。「森は生きている」他、林光ソングが数曲以上あったように記憶している。
今回の版は光さんの台本、作曲により1992年に初演されたとあるから、僕が学生時代に出会ったものとは別なもの。小オケのおかげで音の広がりがなかなかに楽しかった。
コロナ禍のなか、このような公演を続けているこんにゃく座の皆さんにエールを送りたい。
新劇の時と今回ではかなり印象がちがうので、あらためて湯浅芳子訳を読み直してみた。「作劇」の面白さー戯曲そのものと実際の芝居、演出との距離の様々ーを思った。
そのことに関して、3つの賢治童話を児童合唱劇に仕立てた時のことをそのうちに記します。少なからぬ省略が可能なのです!