(30代中頃、1977年の旅行記です。①②③は下のリンクからどうぞ)
ヨーロッパ一人旅① ヨーロッパ一人旅② ヨーロッパ一人旅③
旅行最終日の前日、ジュネーブに戻るべくリヨン駅に行きます。17時発だったかな。
乗るべき列車を探すのだが行き先の表示がどうも見当たらない。出発時刻は表示されている。それは合っているから良かろうと思って乗り込んだ。ジュネーブに向かうのだから次第に都会的風景になるだろう、と思っていたらどんどん田舎っぽくなって行く。
車掌さんはいない。最前部のドアをノックしたらそこは運転席。運転手氏がこの列車はジュネーブには行かないと言う。
帰りのフライトは翌日の午前。リヨンに戻ったら間に合わない。
デッキで困った困った、とボヤいていたらドイツ人とおぼしき青年旅行者から助け舟。「次の駅で降りてタクシーでジュネーブへ。大して距離はない。フランスフランでもスイスフランでも大丈夫❗」ってなわけで、九死に一生(笑)。
なるほど、ジュネーブに向かう方向と20度ほどの角度でフランスの田舎に向かっていたわけだ。
ヨーロッパ一人旅にふさわしい締めくくり(笑)。