100分de名著『集中講義 平家物語』(安田登著)の建礼門院=寂光院のあたりを読んでいたら、突然思い出した。まだ藝大生の頃だったが、朗が高校生の頃にこんな句を詠んだというのである。
○○○○○寂光院に来てみれば
陽は西山に落ちつつ赤し
上の句が思い出せない。「大原の」だったかもしれないが、これではあまりに説明的だ。失恋の悲しみなら「ただ独り」「うらぶれて」(これかな?)もあり得るか。いずれにせよ、かなり早熟な感性である。
その後、京都・奈良の話をする度に、いろんな場所をよく知っていて、子どもの頃から京・奈良が身近にあったんだなぁ、と羨ましく思った。実に詳しいのである。
かすかな記憶だが画を見せてもらったこともあった。なかなかのセンス!と感心した。そのデザイン的センスの良さは彼の自筆譜に歴然と現れている。彼以上に美しいスコアを書く作曲家を僕は知らない。リゲティはその対極にある(笑)。ヤマハあたりで立ち読みしてください。ビックリすること、受け合います。
