ウェディングベルを鳴らせ
-混声合唱、筝と低音二十五絃のために
Ⅰ.乾杯
Ⅱ.ウェディングベルを鳴らせ
清岳(きよたけ)こう 作詩
新実徳英 作曲
5月下旬から書き始めて6月24日に清書完了(若干の加筆訂正箇所が残っている)。duration は13分~14分。初演は10月27日。
「ウェディングベルを鳴らせ」の前半は花のラテン語名と日本文が交互に並んで進行。後半はアイルランドに因む物事の英語の名詞と日本文が交互に並んで進行。
いずれも祝婚のはなむけの詩句が最高潮に向かって「狂喜乱舞」ではじける。
清岳さんの娘さんと、彼女が嫁ぐ相手のアイルランド青年に向けての心底からのエール。
こんなに祝福されて結ばれる二人はいったいどんな人たちなのか作曲中にしばしば想像を巡らし、その結果いつの間にか見知らね二人のシンパになってしまっていたという顛末(笑)。
凝った詩の構成をさらに拡大すべしとばかりに作曲した結果、多少を超えた難曲になったかもしれない。
「ウェディング~」を書き上げたあとで「乾杯」を追加。本編にピタリとつながる序章となった。
初演の合唱は「樹の会=藤井宏樹」の皆さん。昨年は<さでやさでや とくとく>(新井高子詩)という東北弁による2章構成のいわばトンデモ作品。今回も「樹の会=藤井宏樹」の皆さんを当て込んで、いわば書きたい放題に仕事させてもらった。合唱の新たな領域に立ち向かうドン・キホーテ(セルバンテス)のような人間がいるべきじゃないのという僕の想いの発露となった。
筝・吉澤延隆、低音二十五絃・金子寛展
10月27日大和田さくらホール
主催 日本歌曲協会