〈戦争と愛のバラード〉①

混声合唱とピアノのための曲集。関西合唱団の委嘱を受け、作曲を開始。提案いただいた二篇のテキストにフランスのものを1篇加えた。
結果、以下の3曲による構成となった。
Ⅰ. ヴェラ・ブリテン 「きっと いつか」
Ⅱ. へルマン・ヘッセ 「戦争の四年目」
Ⅲ. ジャック・プレベール「戦争」

とりあえず第1曲を完成。英語からおよその日本語訳を作り、メロディを紡いでいく。都合が良く、かつ悩ましいのは作曲の段階で選択肢があることだ。たとえば「生きていて良かったのだ」を「生きていて良かった」と切り詰めることが可能で、あるべき旋律とあるべき言葉の間で揺れることになる。

でもこれは和合亮一さんとのたくさんの共作の中で鍛えてきたことでもある。彼の詩や台本をエディットしながら作曲してきた。つい最近も高校の校歌をそのように作ったところだ。

詩と詞は異なる。歌詞とは音に乗せたとき、より生き生きと心に響いてくる言葉を選ぶことなのだ。歌うということは、すなわち「ひらがな」を歌うことだ。従って基本的には漢語の類いはなじまない。たとえば「終息した」は「終わった」で良いだろう。「終息」のニュアンスは音で表現できるのではないか。

ヘッセの独語、プレベールの仏語、「格闘」させてもらいます🎶😰。

 
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