『仏教民俗学』山折哲雄(講談社学術文庫)

われわれ日本人の宗教、あるいは宗教観を仏教学・民俗学を併せた視点から多くのことを教えてもらった。
日本の宗教的習慣のかなりのものが神道、祖霊崇拝、仏教などがないまぜになって存在することにも改めて気付かされた。
また山折さんの文章には人間的膨らみが感じられ、随所に豊かな感性がほとばしり出て、読む者の心を潤してくれるのである。
裏付けを見ると、2005年21刷となっている。17年も経ってやっと通読したことになる。「積んどく本」だったわけですね。

Amazonへリンク