舟越 桂 展 於彫刻の森美術館

11月1日.家人がどうしても観ておきたいと言うので、愛車になりたてのトヨタ86(もちろん中古)を駆って箱根を往復。
舟越さんの女性像は不思議な静謐を湛えて、惹かれるものがあった。とりわけ大理石を使ったという眼の表情が独特だった。その目線の先は焦点を結ぶことなく、不可視のものを見つめる悲しみ・諦念のようなものが漂ってくる。躍動感とは無縁のようでいて、確かな生命がそこに佇んでいる、そして密やかな声で何かを語りかけてくる。来て良かった❗と実感。ではあるが、なんと往復6時間、滞在30分のトンデモ・ドライブをこなした1日となった。18時から会食の予定が入っていたので、とんぼ返りを余儀なくされた次第。

彫刻の森美術館 開館55周年記念「舟越桂 森へ行く日」