今日の雑感(2020.4.13)

⚪集うことの貴重を思う。

 このような事態になって初めて、自分がどれほど音楽の現場から大きな悦びとエネルギーをもらっていたのか、改めて気づかされました。当たり前のことですが、作ることと現場とはセットなのですね。
 あの指揮者が、あのオーケストラが、合唱団が、どんな響きを生み出してくれるのか、自分の音楽にどう反応してくれるのか。それを聴く、それを確かめる楽しみにワクワクしながら、日々書き続けていく。聴いてくださる方々と何を共有できるのか、できないのか。そのことにもドキドキするのです。

⚪流れた演奏会、そして今

 旧作の演奏会がいくつも中止になりましたが、新作初演の会が流れたのも無念です。
 オーケストラと合唱のための〈交響組曲・生命(いのち)のうた〉、女声合唱とピアノのための〈音のとびら〉、筝合奏のための〈マクロ コスモス 〉。それらの音を一刻も早く確かめたい、そんな、今やエゴイススティックとも言われそうな気持ちを傍らに置いて、少しずつ前進しなければならない、と自らに言い聞かせるのです。
 この2月に〈夢の王国〉左手ピアノのための4つのプレリュードを完成。今はアカペラ女声合唱曲〈Salve Regina〉に取り組みつつあります。いずれ混声版も作成予定です。