男の料理

気楽に焼鳥屋や居酒屋の暖簾をくぐるわけにもいかない昨今、いきおい自ら包丁を握ることがグッと増えましたね。もとより台所に立つのは嫌いじゃない。男子厨房に入らず、の逆ですな。おかげで鯛の三枚下ろしくらいはなんとかできるようになった。ただし刺身になる部分は少な目で、そのぶん骨回りに身が結構残り、したがって「ウチのあらだきは身がたっぷりでウマイよ」(笑)という次第になる。
コロナのおかげで増えたレパートリーは、豚ほほ肉のビール煮、牛ほほ肉のワイン煮、ビーフストロガノフ、クラムチャウダー、牛の甘辛焼き、鶏の五香焼き、等々。いずれも自分的にはまずまずの合格点。先日試した玉子のだし巻きは失敗の巻き(笑)。要修行です。
上記、焼き物以外の隠れた主役は玉葱で、このことにあらためて気づかされた。なるほど、甘味旨味の元なのですね。ミートソースは僕の定番ですが、ここでも玉葱は欠かせない。ハンバーグもそうです。
かつては魚派で、週に2回は寿司屋(お手軽な)通いがおさまりませんでしたが、数年前から肉派に転向。そんなこんなで、やはり肉の方が元気が出る、とか、玉葱くんエライ、とか思ったりするようになったのです(笑)。
料理は楽しい。いずれ三善師匠仕込みのシラタラ、パエリヤ(僕が和風に変換)、母仕込みの豚菜と揚げ菜、白龍館仕込みのトマト玉子、などご紹介します。なべて簡単料理です。