〈生命(いのち)のうた〉①

 2019年に作曲した混声合唱とオーケストラのための作品。2021年3月の初演が延期となり、ピアノ連弾版による同年7月の大久保混声合唱団の演奏会も延期になった。
 とにかく軒並み延期やら中止やらで意気が上がらないところへ朗報あり!大久保混声がこの7月11日に演奏会を開き、この曲の初演をして下さるとのお知らせ。なんとも嬉しいことです。一大決心だったことでしょう。
 トルコの詩人ヒクメットのおおらかで強い、まるで砂漠の真ん中に鉄骨を打ち込んだような叙情は聴衆に大きな感銘を惹き起こす、と期待している。
  (続く)

■ 大久保混声合唱団 第43回定期演奏会

新実徳英作品:交響組曲<生命のうた>
(ピアノ連弾版初演)
ナーズム・ヒクメット 作詩
中本信幸 訳詩
指揮:中村拓紀
ピアノ:川井敬子・村田智佳子

2021年7月11日(日) 14:00 紀尾井ホール