セミの一生

セミの一生
①夏の間に成虫が木の幹に卵を産む。
②その翌年、梅雨の頃に卵は孵化する。
③孵化した幼虫は土中で3~17年過ごす。
④その後、幼虫は木に登っていき、そして羽化。
⑤やがて成虫となるが、成虫となっての寿命は1週間から1ヵ月。
⑥成虫のオスのみが鳴き声を発する。これがセミの鳴き声。あの耳を聾するばかりの鳴き声は男声合唱だったのですね。そしてメスと出会う。①に戻る。

写真は羽化しつつあるセミ。蓼科の我が賎の家の階段の手すりの下で発見!セミという生命体が晴れて地上に現れるその輝かしい瞬間。その儚げな美しさ。うっとりしました。
2、3日後にはたくましく鳴き始めるのだろう。あわれ、この地上でのあまりにも短いいのち!

この地上には様々の生命体があり、私たちは折々にその誕生と死の美しさと荘厳に出会う。素晴らしいことです。こんな小さなところに大きな感動がある、凄いことですね。

音楽が「生命体である」ことについても、いずれ記します。その素晴らしさについては皆さんとっくに良くご存知なのですが。