「骨」(中原中也)の合唱化

ホラホラ、これが僕の骨だ、

ホラホラ、これが僕の骨ー
見ているのは僕?可笑しなことだ。

骨はしらじらととんがつている。

自分の骨を幻視する自分、あるいは骨は実在し見ているが自分が幻。などと言うと中也に笑われるかもしれない。
ダダイスト詩人高橋信吉の影響を受け、ダダ宣言をした時の中也がここにいる、と思われる。

さて、これを合唱化するのにこれまで未体験の語法を模索している。なるべく合唱曲らしくなく、かつ合唱曲としての存在感が必要だ。
旋律法↔️日本語イントネーション、発声法↔️ベルカントや地声、リズム法↔️詩の持つ韻律などなど、自分にとって考え直すべき点がいくつもある。
ともかく始めてみることにしよう。