既存の境界線を越えて、可能な限りの新たな結びつきを作りだす運動体。
音楽というジャンルの内部はもちろんのこと、あらゆる他ジャンルとの結びつきの可能性を模索していく。
とりあえずは仮想の運動体として私の想像力の中で展開する。
ヨーロッパの古楽器と日本の伝統楽器、それらが時空を超えて今出会い、結びつく。これもボーダーレスの一つだ。ここには前衛も後衛もない。ボーダーレスの生み出す新たな発見と拡がりの渦に巻き込まれていく。10月13日、アンサンブル室町の15周年記念演奏会(新実作品を特集)はそのようなもので、僕にとってエポックとなるだろう。
アンサンブル室町15周年記念演奏会「会話 kaiwa」
新実徳英作品:
<アンサンブル室町版>
横豎
風韻 Ⅱ
ロンターノ C.
風神・雷神
<委嘱作品・世界初演>
風の舞
土の舞
演出:長久允、指揮:鷹羽弘晃、演奏:アンサンブル室町
2022年10月13日(木) 19:00開演 武蔵野市民文化会館小ホール