<防人のうた>-メゾ・ソプラノ、テノール、箏、低音25絃、尺八のために
全体は4部構成。
Ⅰ. 『万葉集』から。防人の男うた4篇。
Ⅱ. 大伴家持が防人の心で詠んだ長歌。やがてここに『昭和萬葉集』の太平洋戦争の歌がタイム・スリップして入り込んでくる。つまり古代と昭和が往き来する。
Ⅲ. 古代と昭和が混在し、クライマックスに到達する。
Ⅳ. 弔鐘のベルと悲しみのうた
防人から千数百年経た昭和の兵士、どちらの悲しみ・苦しみも同じものなのであるという事実、それがこの曲を動かしていった。
演奏会は10月31日、東京文化会館小ホール。是非お聴きください。詳細な情報はいずれお知らせします。
第十八回邦楽器とともに~新作歌曲を揃えて~
2023年10月31日(火)18:30 開演
東京文化会館小ホール
新実徳英作品:防人の歌-メゾ・ソプラノ、テノール、箏、低音二十五絃箏、尺八のために-
詞:「万葉集」/「昭和萬葉集」より、現代語訳/編集:新実徳英
歌:青山恵子(Ms)、布施雅也(T)
筝:帯名久仁子、低音二十五絃筝:金子展寛、尺八:田辺頌山