<愛のうた 三題>について記します。
Ⅰ. ピアノの分散和音、その美しい余韻から歌が、立ちあがる。様々な起伏が叙情を織り成していく。(吉原幸子詩)
Ⅱ. 激しく親密な愛のうた。ハバネラ→タンゴ→ロック→現代風と鮮やかに「衣装」を変えていく。(吉原幸子+谷川俊太郎)
Ⅲ. しめやかに展開・変奏されていく「あのひと」の思い出。ここでも「衣装」の転換がバッハ風→フォーレ風→ジャズ・ワルツ→おおらかな3拍子と続く。(吉原幸子詩)
書きながら、こんな風にしちゃっていいのかな、などと思ったりしたのですが、「案ずるより産むが易し」。面白いものになりそうです。
<幼年連祷>、<失われた時への挽歌>、<をとこ・をんな>、それらとはまた違った吉原作品へのアプローチができたように思う。
ご来場の上、確認していただけたら嬉しいです。
東京ウィメンズ・コーラル・ソサエティ
作曲家個展シリーズVol.4 新実徳英
2024年2月14日(水) 18:30開演
渋谷区文化総合センター大和田4階さくらホール
<三つの優しきうた>、<無声慟哭>、<われもこう>より6曲
指揮:岸 信介
<愛のうた 三題>(委嘱新作)
指揮:新実徳英