大震災15年目-2026年3月11日

当時、弦楽四重奏第2番を作曲し始めていた。被災地の中継や原発事故の映像をテレビで観ながら、悲しみと怒りがふつふつと込み上げてきて、それらが音符に乗り移っていった。出来上がってみると、余りの怒りが込められていて、それは音楽の領域を超えていた。然るべく手直しして、この曲のタイトルを<弦楽四重奏曲第2番ー阿修羅>A.E.1とした。阿修羅となる、という気持ちを表したかった。A.E.はAfter the Earthquake の略号。自分の中で震災を風化させないため付けることにした。最新作はA.E.130 となった。
案の定、風化は進み、今や原発稼働にまっしぐら。あの事故から何も学ばなかったかの如くである。日本丸はどこへ行くのか。