今日の雑感(2020.4.24)

 合唱人なら良くご存知のSalve Reginaをアカペラ女声合唱のために作曲中です。この程度の長さのものは、普通なら一気呵成の勢いで書き上げてきたのですが、今という時期のせいでしょうか、ゆっくりペースで書いています。
 昨日、Eja ergo, advocata nostra …converte.の一節に取り組んだのですが、前日にはうまく行かなかったのに、なぜかとても美しい、まさに自分が望んだ通りのフレーズが出来上がったのです。こんな自分にも天から何かが降りてくる、そんなこともあるのだな、と思った次第。
 高校生のころ、教科書に載っていたのか、芥川龍之介の『戯作三昧』なる作品を読んだ記憶があるのですが、そんなこともあるのだな、といたく感動したのを思い出しました。  作る、ということは「発見」=「未知のものとの出会い」なのですね。