CARLO GESUALDO

ジェズアルド(1561~1613)のマドリガルをたぶん10 年ぶりくらいに聴く。
どう聴いても音楽の形(メロディや和音、流れ…etc)が普通ではないことにあらためて驚く。異形の天才と言ったら良いだろうか。
400年を超える時空のかなたから、今という時代に突き刺さるメッセージが飛んでくる。400年前の偉人=異人に、自分が「当たり前の音楽家でしかない」と思い知らされる。たぶん僕のみではないだろう、ジェズアルドの前に頭を垂れざるを得ないのは。
演奏は至難と思われる。
Les Arts FlorissantsとW.Christie、実に見事。CDはharmonia mundiから。もし手に入るなら是非お聴きください。