名古屋の名鉄金山駅から太田川駅へ。わずか十数分の旅。
実は太田川は東海製鉄ができるまでは海浜のひなびた町だった。子どもの頃、親父の運転する軽トラで自宅兼会社から小一時間のドライブ。当時は高速など影も形もなく、それくらいの時間がかかったと思う。
目的はハゼ釣り。お昼はおふくろのおにぎり。午後は堤防からザンブと飛び込んで一泳ぎ。実にのんびりした時代だった。
今やそんな感じの場所はどこにも見当たらない。探す気にもならないほど。60余年の歳月はあまりにも大きい。
時になぜ金山駅から太田川駅かというと、12月4日の大中恩メモリアル・フェスティバルの前日の練習会場が金山駅の近所、かつ本番は太田川駅隣接の東海市劇場大ホール、なのでした。このホールは百難隠すほど良く響くホール。100人を超える合同演奏で小品10曲を楽しく振らせていただきました。