プロコフィエフ
ヴァイオリン協奏曲第2番

実に10年ぶりくらいにこの曲を聴く。桐朋学園大学院大学教授を勤めていた9年ほどの期間に学生のコンチェルト実習の課題曲に3回くらいなった。その都度、簡略な分析を学生たちに解説したのを思い出す。
豊富なアイデア、磐石の構成。いやはや、とてもじゃないが太刀打ちできない。天才の仕事はスゴイ!
が、その資質を見極めるために もう一人の天才、ショスタコーヴィチと比べてみる。
不思議、プロコの奔放・快活・絢爛には何かが欠けているような気がして来た。 ショスタコが捉えているような人間精神の深みと哀しみが聴こえて来ない⁉️
いやいや、結論は出さないし、出せない。どうぞ聴き比べてください。