5月3日憲法記念

東京カンタート中日の演奏会の司会役を仰せつかった。山から下りて茅野駅から特急あずさで新宿に向かう。
韮崎の手前で富士山が左側に見える。分かっていることなのにいつも意外性にうたれる。列車がかなり南向きになっているわけだ。ほどなく韮崎駅では右側になる。
さて、僕と同年齢の日本国憲法、中身に関しては複雑な思いがある。例えば第9条の戦争放棄。素直に「いいぞ、理想的❗」と叫ぶ気持ちになり難い。5万5000人規模の米軍が然るべき兵器と共に駐留しているのである。米軍は戦争放棄などしていない。つまり、いつでも戦争可能な軍隊が日本に駐留している。これを仮想敵国から見たらどうなのか。駐留軍基地が攻撃目標になり得るということではないか。
などという心配は杞憂に過ぎないと思われるほど、東京カンタート中日の「合唱音楽の誕生の季」の各作品・各演奏の充実ぶりは素晴らしかった。
やはり、これほどの集中・成果が生まれるためには「安全と平和」は絶対条件だと思うのだが、いかがなものだろうか。