作者のルイス・キャロルはなんと数学者である。
数学者の頭脳はとてつもなく柔軟で想像力に溢れているようだ。それは数学という学問がいわゆる常識の範疇を飛び超えていることからくるのだろうか。
例えば、私たちの経験する次元は3次元、時間を加えてせいぜい4次元であるが、数学の世界ではいきなりN次元と言ったりする。Nは10だって50だって構わないのだ。
さて、この作品をきちんと読もうと決めて、やっと第8章までを読み終わった。アリスが兎穴に飛び込んで、体が大きくなったり小さくなったりのあたりで僕のアリス体験は終わっていたのだが、その先の展開が実に面白くてぶっ飛んでいる。
翻訳文と原文を比べながら訥々と読み進めて分かった。これは子どもが楽しめる内容だが、断じて子ども向けではない。面白話の中に様々なアイロニー、思想、分析が込められている傑作文学なのです。どうしたらこんな発想が得られるのか。こんな風に書けるのか。是非お読みください
数学者恐るべし❗あらためて実感です。