スウェーデン放送合唱団

指揮者エリック・エリクソン以来の名合唱団❗10月21日オペラ・シティにて公演を聴いた。たぶん3回目。
ほとんど神秘と言って良い「声空間」。合唱が第1級の芸術であると確信させてくれた。
かつて「俳句は第2芸術である」と論じられたことがあるが、僕は時折「合唱は第2芸術か?」と落ち込むことがしばしある。もちろん、ごく親密な感覚を歌う合唱曲があって良いが、理想や究極の美や、それを破壊して新たな世界を目指す方向=意思が不可欠であると思っている。
「ご機嫌な世界」「おしゃれな世界」「気持ち良い世界」を合唱人が求めるのは当然の権利だ。が、その領域を超えて前述の僕の理想に向かってくれる合唱団のいくつかと出会えていることを幸福に思う。
「先端芸術」としての合唱作品を開拓したいとあらためて思う。
10月1日初演の<さでやさでや とくとく>もその一端となったなら嬉しい限りである。