「絵と音言葉吾を啓く(えとおとことばあをひらく)」ー2025年12月1日、ユトリロ展・『近現代俳句』・シュトゥットガルト室内管弦楽団などに接しての実感。とりわけシュトゥットガルトは磨き抜かれた細部の積み重ねに感銘を受けた。どんなフレーズにもやるべきことが一杯詰まっていると学んだ。
「夏過ぎて楽成り難き三十路かな」ー1977年8月、スイス・ロマンド作曲コンクール応募曲<アンラサージュ Ⅰ>を作曲していた時の句。たまたま思い出した。結果は幸運にもグラン・プリを受賞。8回目のコンクールにして2人目、という快挙とのこと。
「谷川の水の流れて20億」「くしゃみするくしゃみの中に20億」
2025年12月2日谷川俊太郎「20億光年の孤独」の作曲途上。
「シャンパンと気付かず開けて牡蠣フライ」
2025年12月5日.前日届いた生牡蠣をフライにする。スパークリング・ワインが冷蔵庫で冷えている。ちょうど良いとばかりにこいつを開けて一口飲んだら、あまりの旨さにビックリ。ラベルをよく見たら、なんと本物シャンパンだった。旨いわけだ。フライだけではもったいないので、ついでに殻付き牡蠣を4枚抉じ開けて、柚子を絞っていただいた。旨し!
「贅沢が降って湧いた夕べかな」
「小春日の夜更けて満月柔らかし」
12月6日.中秋の冴え渡る満月とは違って見える。空気の柔らかさのせいか。
