<神の木>―尺八とチェロのために

2025年12月12日初演
興味深い感想をいくつもいただいたので、以下にご紹介します。

Aさん「木立ちの中、天と地、あらゆる空間を無尽に交わり駆け抜ける。音の織りなす墨絵のような時に耽美な世界。熱に浮かされたようでもありそれでいてどこまでも冷たい感触もあり。」

Bさん「チェロと尺八、のっけから圧巻で、すごい音世界でしたね。倍音、息や弦・弓のこすれ・圧も自由自在で、完璧な融合で、絶えず宇宙が動いている感じで、異次元に連れて行かれました!
ものすごい作品でした。」

Cさん「尺八は元々好きでしたが、相まってチェロまで風になり本当に驚きました。プリミティブな世界から現実まで、時空を越えていくようで、三管目になってからの幕切れも圧巻…作曲家は神と思いました。」

Dさん「新実さん、今日の曲は、私の聴かせて頂いた中で、ダントツ最高傑作です😃
ありがとうございました🙇🙇🙇
余計な音は無く、完璧だと感じました。
どこも好きでしたが、特に始めの緊張感は素晴らしいです。最後の安穏も。」

Eさん「最初の音をお聴きして(宇宙みたいだな)と、勝手に浮遊感を感じていたので、ライナーノーツを拝読して納得感が。
音が空間を彫刻していくようで、また自分の身体の周りを旋回していくように感じました。
あの空間もいつも思いますが素晴らしいですよね。
山澤さん(チェロ)、黒田さん(尺八)の対話のような演奏はもちろん、リズム感も演奏の緩急も素晴らしくあっという間の時間でした。
なにより
あの音が新実先生の頭の中で鳴っていらっしゃるのですよね…。
まさに神々の遊び。
素晴らしい体験をありがとうございました!」

Fさん「作品…、心の奥深くに刺さりました。💐
尺八とチェロのデュオはちょっと想像を超える世界でしたが、先生が記されていた「木に宿る魂」の共鳴…、感じました。」

現代室内楽の夕べ
四人組とその仲間たち その31

2025年12月12日(金) 19:00
東京文化会館 小ホール

新実徳英作品:
<神の木> ― 尺八とチェロのために[世界初演]

黒田鈴尊(尺八)、山澤 慧(チェロ)

主催者Webサイト
https://www.zen-on.co.jp/news/detail/75/

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【現代室内楽の夕べ】四人組とその仲間たちコンサート2025 全音楽譜出版社主催 [Zen-On Music, “Groupe des Quatre et ses ami(e)s 2025”] – YouTube