日本歌曲協会
第十五回記念 邦楽器とともに日本歌曲協会
第十五回記念 邦楽器とともに

日本歌曲協会主催「第十五回記念 邦楽器とともに 誕生百年!十七絃の響きにのせて」 このような演奏会が十月二十九日東京文化会館小ホールにて開催された。僕の初演曲は謡曲の「敦盛」をもとにした《敦盛・直実 ーテノール、バリトン、箏、十七絃、篠笛のためにー》というもの。演奏者の皆さんの多大な共感と御努力・実力で幽玄の世界が生まれ変わる素晴らしい初演となった。

線形幾何学 – 駒場での情けない思い出の続き線形幾何学 – 駒場での情けない思い出の続き

 線形代数とか線形幾何学とかがあって、これは必修科目であった。アメリカ帰りの杉浦先生は時間一杯に黒板に次から次へと方程式をお書きになる。我々は考えるヒマもなく、時間中ノートを取るので手一杯。「おまえ、分かったかよ?」と同 […]

近松門左衛門近松門左衛門

 司馬遼太郎VSドナルド・キーンの対談集を読んでいたら、キーン氏が近松を絶賛するので、ついその気になって「心中天の網島」を読んだ。なかなかに凄い筆致で、最後の心中の場で―…切先喉の笛をはづれ、死にもやらざる最期の業苦。… […]

哲学入門の試み哲学入門の試み

 哲学入門の試みを開始。NHKテキストの「100分de名著 善の研究 西田幾多郎」の著者、若松英輔氏の著述に案内されて進むことにした。 「知と愛」、「思惟と経験」、「知識と実践」…そしてそれらの根底に「主各合一の作用」。 […]