2022年回顧録(2)

⑥アンサンブル室町第15回記念演奏会10月13日、武蔵野市民文化会館
詳しくはこの演奏会について記した10月中旬の記事をご覧ください。
最高にエキサイティングだった‼️
12月22日付け朝日新聞夕刊、2022年音楽の回顧録に吉田純子さんがこの演奏会のことも書いてくださった。「挑」をモットーにした一年の括り、室町と僕の「ボーダーレス」のチャレンジが評価されたのだろう。

⑦<横笛の恋>-ソプラノ、テノール、箏、17絃、篠笛のために
10月28日東京文化会館小ホール
演奏の皆さんのおかげで立派に「巣立ち」ました。評判も上々でしたが、もう一つ物足りなさが。たぶん恋し合う横笛と入道の場面が必要だったのではないか。原作にはその場面がない、のだが。

⑧<O magnum mysterium>
JCDA委嘱作品。11月28日JCDA教会コンサート(東京カテドラル)にて初演。
岸信介=東京ウィメンズ・コーラル・ソサエティ。
5分くらいのモテットが、8秒という残響の長さのため7分以上の曲となった。初めての経験。嫋々たる流れ、時にエラン・ヴィタールなエネルギーなど、女声アカペラならではの豊かな色彩を聴かせてもらった。
全体は9つの部分から成り、それぞれに「神秘の予感」「光が」などのモットーを付した。

⑨<魂舞ひ>-バリトンとピアノのために
12月9日東京文化会館小ホール
3章から成る17分の歌曲。
演奏のお二人の熱演快演で「向こう側」に突き抜けた感あり。作品としても存分に書けていると確信する。

⑩<3つのよじれうた>-男声合唱とピアノのために
12月26日 大和田さくらホール
早稲田大学コール・フリューゲル
男声3部合唱というところがユニークかも⁉️木島始さんの詩はとてもユニーク‼️
充実した成果を楽しませていただいた。
中身をほとんど忘れているので「次はどうなるんだっけ?」とドキドキの連続(笑)。いやはや、こうした楽しみもあるのですね。

おおざっぱに振り返ってみました。7月の合唱のレッスンでコロナに感染、そんなマイナスの出来事もありましたが、それも一つの経験、自分としては大変に充実した一年だったと思う。

昨年末から『荒地』の「解釈」に取り組んでいます。「」付きの解釈、乞うご期待、といったところです。