『世界の中の日本』(中交文庫)=『Edo Japan Encounters the World』(一般財団法人出版文化産業振興財団) 司馬さん、キーンさんの対談集、7章から成る。英語版の翻訳はTony Gonzalezさ […]
『世界の中の日本』(中交文庫)=『Edo Japan Encounters the World』(一般財団法人出版文化産業振興財団) 司馬さん、キーンさんの対談集、7章から成る。英語版の翻訳はTony Gonzalezさ […]
いつの間にか自分の言葉のように使っているが、どこで出会ったのだろうかと思っていたら、ありました、2005年に買った文庫本『十六の話』(司馬遼太郞著、中公文庫)の「華厳をめぐる話」の項。以下に引用します。 … […]
7月12日に〈敦盛・直実〉ーテノール、バリトン、篠笛、13絃箏、17絃箏のために(A.E.95)を完成。初演は10月29日マチネとのこと。東京文化会館小ホール。今のところ定員の半分のお客様で実施予定。予定通りに行くかどう […]
「友よ、よく覚えておけ、悪い草も悪い人間もない。育てる者が悪いだけだ」(ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」) 映画〈レ・ ミゼラブル〉(2019仏 /監督ラジ・リ )の終幕にこの言葉がテロップで引用される。ここに登場す […]
雨降りが必要なことはわかっていても、雨の日が嬉しいと思う人は少数派ではないか。歌でみると「雨が降ります雨が降る 迎えに行きたし傘はなし…」他、暗い歌が多い。例外的に明るいのが「あめあめ降れ降れ母さんと 蛇の目でお迎え嬉しいな 」、とくにこのあとのオノマトペ「ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラン」は秀逸。[...]
久しく「積んどくDVD」と化していた〈エレクトラ〉と〈ナクソスのアリアドネ〉に目を通した。観劇した、というほどの見方ではなく、歌を聴きつつ字幕を見つつ、かつスコアをめくる、というとても慌ただしい見方。いずれもリヒャルト・シュトラウス作。僕が作品から受け取った情報は全体の1/10に満たないだろうけど、それでも作品の大きさ凄さ面白さが伝わってくる。[...]
『トリスタン・イズー物語』(岩波文庫) ケルト起源と言われるこの物語、皆さんご存知のこととて中身について敢えて記さないが、冒険譚を読むような気持ちで、ワクワクしながら読んだ。ベディエ編、佐藤輝夫訳、素晴らしい出来栄え。い […]
6月19日、雨の一日。テニスは不可なので心静かに机に向かう(笑)。現在は謡曲「敦盛」をテノール、バリトン、篠笛、13絃箏、17絃箏の二重唱作品にすることに取り組み中。テキストを和合亮一さんにお願いしました。初演は10月に […]
「民主主義は人間不信が前提である」(岸田秀) 筆者のフランスのデパートでの体験。突然、店員たちが出入り口にたち、帰ってゆく客全員の身体検査をはじめた。万引きの検査→客たちは進んで協力→筆者は不快な気分→客は万引きをすると […]
『出家とその弟子』(倉田百三著、新潮文庫) 親鸞61歳から90歳での大往生が描かれている。倉田百三(1891年-1943年)26歳の時の作品。自身の様々な葛藤、それらが親鸞の教えで 救われた、と勝手に想像するのだが、倉 […]