司馬遼太郎対談集『歴史を考える』 僕は憲法第9条を守るべきだ、日米地位協定も安保条約も見直すべきだと考えていますが、実はこれらがセットになっているように思われる。山崎正和さんとの対談で司馬さんは次のようにかたる(1988 […]
司馬遼太郎対談集『歴史を考える』 僕は憲法第9条を守るべきだ、日米地位協定も安保条約も見直すべきだと考えていますが、実はこれらがセットになっているように思われる。山崎正和さんとの対談で司馬さんは次のようにかたる(1988 […]
『ユリシーズ』文庫本全4巻 J.ジョイス著/丸谷才一、氷川玲二、高松雄一訳/集英社文庫 この難解な長編を読むと決意したものの、どのように読んだら良いのか、果たして読み切れるのか、理解できるのか、など幾多のクエスチョンに囲 […]
このほど 〈 Salve Regina F〉と〈Salve Regina G〉を書き終えた。これらは同じ曲の女声合唱版と混声合唱版。英語だとmaleとmixedが同じmになってしまうので、ドイツ語の混声gemischterのgを使うことにした。 キリスト教徒ではない者がマリア礼賛の歌を作曲するのはおかしいと言われるかもしれない。が、それはキリスト教徒ではない者がミサ曲などを歌うのと似ている。 […]
『イワン・デニーソヴィッチの一日』 A. ソルジェニーツィン著、江川卓訳、毎日新聞社刊 旧ソ連の収容所での生活が描かれる。著者自身が8年の刑を受け収容所で暮らした経験に基づいて書かれているのは明らかだ。不快、惨め、悲惨、 […]
岩波新書『中原中也』佐々木幹郎 著 副題に 沈黙の音楽 とある。はっとした。J.キーツの「ギリシャの壺に寄せるオード」の最初の一節に「聞こえる音楽は美しい/が、聞こえない音楽はもっと美しい…」。そ […]
新型コロナの猛威はまだ衰えを知らない。この耐えるしかない日々に演奏家の皆さんはなかなかに頼もしく、あるいはエネルギーが有り余って(笑)ヴァイオリンやフルートの一人4重奏をツィッターにアップロードしてる方々がいらっしゃいます。是非ご覧ください。東フィルの面々です。 以下、朝日新聞への寄稿原稿の最終回です。 […]
明るいニュースのない日々が続きますが、「明けない夜はない、止まない雨はない」と信じて、遅々たる歩みながら作曲と勉強(読書やら楽器の遊び弾き)に勤しんでいます。2006年の朝日新聞への寄稿文の第2回です。 […]
近所に神田川が流れていて、毎朝川沿いにウォーキングします。桜並木の間に様々な植え込みがあり、これは何?とFBで尋ねたら白ヤマブキと教わりました。秋には黒い実がなるそうです。木や草花は何事もないかの如く、生命を全うしていま […]
言うまでもないことだが、僕たちは身体を使って生きている。もちろん頭だって身体のうちだが、サッカーは別として、頭を使うというのは身体を使うことを意味しない(笑)。僕の趣味はピアノとヴァイオリンとテニス。いずれも下手の横好 […]
新型コロナのおかげで憂鬱きわまりない日々が続いています。暇にあかせて書庫を整理していたらかつて朝日新聞に寄稿した作文が出てきました。内容を確認したら一服の清涼剤たりうるかもしれないと思われ、ここにご紹介します。