『野見山暁治画文集 目に見えるもの』(求龍堂) 先ず画が素晴らしい。抽象画が多いが、不思議な魅力ある歪んだ人物画もある。言葉は少なく語られるが、たとえば―「…常に嬰児の如くあれ」、この言葉ほどぼくに強く訴えてくるものは […]
『野見山暁治画文集 目に見えるもの』(求龍堂) 先ず画が素晴らしい。抽象画が多いが、不思議な魅力ある歪んだ人物画もある。言葉は少なく語られるが、たとえば―「…常に嬰児の如くあれ」、この言葉ほどぼくに強く訴えてくるものは […]
司馬遼太郎VSドナルド・キーンの対談集を読んでいたら、キーン氏が近松を絶賛するので、ついその気になって「心中天の網島」を読んだ。なかなかに凄い筆致で、最後の心中の場で―…切先喉の笛をはづれ、死にもやらざる最期の業苦。… […]
今朝方、<Sominium I>for Clarinet & Pianoforte という作品を書き上げた。と言っても今からかなり面倒な清書が残っている。タイトルはラテン語で夢の意。 一晩で複数の夢を見ることは […]
哲学入門の試みを開始。NHKテキストの「100分de名著 善の研究 西田幾多郎」の著者、若松英輔氏の著述に案内されて進むことにした。 「知と愛」、「思惟と経験」、「知識と実践」…そしてそれらの根底に「主各合一の作用」。 […]
勅使川原三郎シアターΧ公演 銀河鉄道の夜 を観る。 この宮沢賢治の作品はよく知られた魅力的な作品だがテキストとしてこれを扱うのはなかなかの難物である。谷川雁の「ものがたり文化の会」は人体交響楽の実践のため数々の賢治童 […]
昨日は Marimba Orchestra Ⅶ 上野信一&フォニックス・レフレクション という演奏会。僕の曲は<シンフォニアM-神々の声を聴け!>A.E.56が演奏された。オリンピックセンター小ホールにて昼夜の2回公演 […]
『世界の中の日本』(中交文庫)=『Edo Japan Encounters the World』(一般財団法人出版文化産業振興財団) 司馬さん、キーンさんの対談集、7章から成る。英語版の翻訳はTony Gonzalezさ […]
いつの間にか自分の言葉のように使っているが、どこで出会ったのだろうかと思っていたら、ありました、2005年に買った文庫本『十六の話』(司馬遼太郞著、中公文庫)の「華厳をめぐる話」の項。以下に引用します。 … […]
7月12日に〈敦盛・直実〉ーテノール、バリトン、篠笛、13絃箏、17絃箏のために(A.E.95)を完成。初演は10月29日マチネとのこと。東京文化会館小ホール。今のところ定員の半分のお客様で実施予定。予定通りに行くかどう […]
「友よ、よく覚えておけ、悪い草も悪い人間もない。育てる者が悪いだけだ」(ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」) 映画〈レ・ ミゼラブル〉(2019仏 /監督ラジ・リ )の終幕にこの言葉がテロップで引用される。ここに登場す […]