月: 2023年1月

真昼の妄言①真昼の妄言①

ベルクソン 純粋持続音楽 現在の状態と過去の状態が相互に浸透して一つの有機的全体に統合される。エリオット 歴史的感覚現在の文学が過去の文学と歴史の中で相互に浸透し作り上げる有機的全体を想定、これを伝統と呼ぶ。 この両者に […]

ピアノのためのエチュード -神々への問ピアノのためのエチュード -神々への問

昨年末開催された日本現代音楽協会による競楽ⅩⅤ(ピアノ、フルート、打楽器他の演奏コンクール)にて藝大作曲科の4年生がエチュード第3巻を弾いて見事第2位を受賞したと聞いた。人づてにメールをもらうと、選曲理由に「凄まじい推進力、限られた要素から広がる壮大な世界、緻密な構成力…」と自身の言葉による作品観が記されてあり、見事な演奏の動画も添付されていて、「早速に会わなくちゃね」と思った。

通奏低音通奏低音

文学や社会学のジャンルで比喩的に使われることがしばしばあります。例えば、「無常」という観念もまた、仏教の全体を特徴づけている通奏低音のようだと思います。といった使い方。バロック音楽ではチェンバロの左手は数字付き低音が記さ […]

2022年回顧録(1)2022年回顧録(1)

2022年はなかなかに楽しく面白い、収穫のある一年だった。 ①慶応大学ワグネルソサエティ男声合唱団による<愛のうた-光太郎・智恵子>-男声合唱、フルート、クラリネット、弦楽オーケストラのために-の委嘱初演。東 […]