7月12日に〈敦盛・直実〉ーテノール、バリトン、篠笛、13絃箏、17絃箏のために(A.E.95)を完成。初演は10月29日マチネとのこと。東京文化会館小ホール。今のところ定員の半分のお客様で実施予定。予定通りに行くかどう […]
7月12日に〈敦盛・直実〉ーテノール、バリトン、篠笛、13絃箏、17絃箏のために(A.E.95)を完成。初演は10月29日マチネとのこと。東京文化会館小ホール。今のところ定員の半分のお客様で実施予定。予定通りに行くかどう […]
「友よ、よく覚えておけ、悪い草も悪い人間もない。育てる者が悪いだけだ」(ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」) 映画〈レ・ ミゼラブル〉(2019仏 /監督ラジ・リ )の終幕にこの言葉がテロップで引用される。ここに登場す […]
雨降りが必要なことはわかっていても、雨の日が嬉しいと思う人は少数派ではないか。歌でみると「雨が降ります雨が降る 迎えに行きたし傘はなし…」他、暗い歌が多い。例外的に明るいのが「あめあめ降れ降れ母さんと 蛇の目でお迎え嬉しいな 」、とくにこのあとのオノマトペ「ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラン」は秀逸。[...]
久しく「積んどくDVD」と化していた〈エレクトラ〉と〈ナクソスのアリアドネ〉に目を通した。観劇した、というほどの見方ではなく、歌を聴きつつ字幕を見つつ、かつスコアをめくる、というとても慌ただしい見方。いずれもリヒャルト・シュトラウス作。僕が作品から受け取った情報は全体の1/10に満たないだろうけど、それでも作品の大きさ凄さ面白さが伝わってくる。[...]
『トリスタン・イズー物語』(岩波文庫) ケルト起源と言われるこの物語、皆さんご存知のこととて中身について敢えて記さないが、冒険譚を読むような気持ちで、ワクワクしながら読んだ。ベディエ編、佐藤輝夫訳、素晴らしい出来栄え。い […]
6月19日、雨の一日。テニスは不可なので心静かに机に向かう(笑)。現在は謡曲「敦盛」をテノール、バリトン、篠笛、13絃箏、17絃箏の二重唱作品にすることに取り組み中。テキストを和合亮一さんにお願いしました。初演は10月に […]
「民主主義は人間不信が前提である」(岸田秀) 筆者のフランスのデパートでの体験。突然、店員たちが出入り口にたち、帰ってゆく客全員の身体検査をはじめた。万引きの検査→客たちは進んで協力→筆者は不快な気分→客は万引きをすると […]
一昨年、初めて梅酒を作ってみたらなかなかに楽しいものとわかった。ビール、日本酒、ワイン、ウイスキーが定番だが、箸休めのように梅酒のオンザロックをチビリとやるのもワルくない。去年も一瓶漬け込み、今年はリンゴ・リキュールにも […]
『出家とその弟子』(倉田百三著、新潮文庫) 親鸞61歳から90歳での大往生が描かれている。倉田百三(1891年-1943年)26歳の時の作品。自身の様々な葛藤、それらが親鸞の教えで 救われた、と勝手に想像するのだが、倉 […]
司馬遼太郎対談集『歴史を考える』 僕は憲法第9条を守るべきだ、日米地位協定も安保条約も見直すべきだと考えていますが、実はこれらがセットになっているように思われる。山崎正和さんとの対談で司馬さんは次のようにかたる(1988 […]