『ユリシーズ』文庫本全4巻 J.ジョイス著/丸谷才一、氷川玲二、高松雄一訳/集英社文庫 この難解な長編を読むと決意したものの、どのように読んだら良いのか、果たして読み切れるのか、理解できるのか、など幾多のクエスチョンに囲 […]
『ユリシーズ』文庫本全4巻 J.ジョイス著/丸谷才一、氷川玲二、高松雄一訳/集英社文庫 この難解な長編を読むと決意したものの、どのように読んだら良いのか、果たして読み切れるのか、理解できるのか、など幾多のクエスチョンに囲 […]
このほど 〈 Salve Regina F〉と〈Salve Regina G〉を書き終えた。これらは同じ曲の女声合唱版と混声合唱版。英語だとmaleとmixedが同じmになってしまうので、ドイツ語の混声gemischterのgを使うことにした。 キリスト教徒ではない者がマリア礼賛の歌を作曲するのはおかしいと言われるかもしれない。が、それはキリスト教徒ではない者がミサ曲などを歌うのと似ている。 […]
『イワン・デニーソヴィッチの一日』 A. ソルジェニーツィン著、江川卓訳、毎日新聞社刊 旧ソ連の収容所での生活が描かれる。著者自身が8年の刑を受け収容所で暮らした経験に基づいて書かれているのは明らかだ。不快、惨め、悲惨、 […]
岩波新書『中原中也』佐々木幹郎 著 副題に 沈黙の音楽 とある。はっとした。J.キーツの「ギリシャの壺に寄せるオード」の最初の一節に「聞こえる音楽は美しい/が、聞こえない音楽はもっと美しい…」。そ […]
研究社『羅和辞典』 思えばいろんな種類の本に出会ってきたけど、なにはともあれ辞書の類は貴重で、決して捨てる気にはならない。僕は曲のタイトルをラテン語で付けることが少なくないので、この研究社の鑼和辞典には結構お世話になって […]
この2月に〈夢の王国〉-左手ピアノのための4つのプレリュード を完成しました。左手のためのピアノ曲は古くはブラームスによるバッハの〈シャコンヌ〉の編曲、その後有名なところではヴィトゲンシュタイン […]
Salve Reginaのアカペラ女声合唱曲を完成しました。難易度はかなり高いのですが、今の合唱界のレベルを考えると、少なからぬ団体のレパートリーとなり得るでしょう。その混声合唱版にも着手します。年内にはどちらも公表され […]
このパンデミックのなか、自分になにができるのか考え続けてきたのですが、やはり僕には作曲しかない。歌を作曲して歌うことにした。和合亮一さんが詞を書いてくださる。心の奥に届く希望の歌にチャレンジします。
合唱人なら良くご存知のSalve Reginaをアカペラ女声合唱のために作曲中です。この程度の長さのものは、普通なら一気呵成の勢いで書き上げてきたのですが、今という時期のせいでしょうか、ゆっくりペースで書いています。 […]
新型コロナの猛威はまだ衰えを知らない。この耐えるしかない日々に演奏家の皆さんはなかなかに頼もしく、あるいはエネルギーが有り余って(笑)ヴァイオリンやフルートの一人4重奏をツィッターにアップロードしてる方々がいらっしゃいます。是非ご覧ください。東フィルの面々です。 以下、朝日新聞への寄稿原稿の最終回です。 […]